こんにちは。福岡市早良区有田・次郎丸エリアの歯医者「次郎丸デンタルクリニック」院長の木村健吾です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が何度も止まる・浅くなる病気です。
過去には山陽新幹線の居眠り運転事故でも話題になり、社会的にも大きな注目を集めました。
睡眠中の無呼吸や低呼吸によって、
• 深い眠りが取れない
• 日中に強い眠気や倦怠感が起こる
• 朝起きたときに頭痛がする
など、生活の質を大きく低下させるだけでなく、
高血圧、心筋梗塞、脳卒中といった重大な病気のリスクも高める危険な疾患です。
睡眠時無呼吸症候群の主な症状
以下の症状に当てはまる方は注意が必要です。
• 寝ている間に大きないびきをかく
• 睡眠中に呼吸が止まる・乱れる
• 長時間寝ても疲れが取れない
• 夜間に何度もトイレに起きる
• 起床時に頭痛がある
• 日中に強い眠気や集中力低下を感じる
自覚症状がない場合も多く、家族やパートナーに指摘されて気づくケースも珍しくありません。
睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群の原因は、上気道(空気の通り道)の狭窄です。
主なリスク要因は以下の通りです。
• 肥満による首周りの脂肪増加
• 扁桃腺の肥大
• 顎の小ささ
欧米では肥満が主な原因ですが、日本人では体型に関係なく発症しやすいことが特徴です。
その理由のひとつが、「歯並び」と「顎の大きさ」にあります。
歯並びと睡眠時無呼吸症候群の関係とは?
日本人は欧米人に比べて、顎が小さく、歯並びが乱れやすい傾向があります。
このため、
• 顎が小さいため舌が収まるスペースが狭くなる
• 舌が喉の奥に落ち込み(舌根沈下)、気道を塞ぎやすくなる
• 寝ている間に呼吸が妨げられ、無呼吸やいびきが起こる
という流れで、肥満ではない方でも睡眠時無呼吸症候群を発症してしまうのです。
特に歯並びが悪い方や、小児期に顎の成長不足が見られる方は、リスクが高まります。
睡眠時無呼吸症候群の治療法
症状や原因に応じて、さまざまな治療法が選択されます。
生活習慣の改善
• 減量(肥満が原因の場合)
• 適度な運動
• 禁煙・節酒
• 規則正しい睡眠習慣
これらを意識するだけでも、症状が改善するケースがあります。
歯列矯正による改善
顎の小ささや歯並びの乱れが原因の場合、
矯正治療によって顎を広げ、舌が収まるスペースを確保することで、
睡眠時無呼吸症候群の改善が期待できます。
特にお子さんの場合は、成長期にアプローチすることで効果が高まります。
マウスピース治療(スリープスプリント)
• 就寝時に専用マウスピースを装着
• 下顎を前方に誘導し、舌の落ち込みを防止
• 気道を確保し、呼吸をスムーズにします
軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群に効果的で、保険適用も可能です。
CPAP療法(シーパップ療法)
• 鼻マスクを装着し、持続的に空気圧を送り込む
• 上気道の閉塞を防ぎ、無呼吸を改善
重度の症状には非常に有効ですが、根本治療ではないため生活改善も並行して行う必要があります。
【まとめ】睡眠時無呼吸症候群は早期発見と対策が大切です
睡眠時無呼吸症候群は、肥満、歯並び、顎の発育不足など、さまざまな要因が複合的に関与する疾患です。
特に日本人の場合、体型に関わらず、
• 顎が小さい
• 舌が収まりきらない
• 歯並びが悪い
といった要素から発症リスクが高くなります。
「最近いびきがひどい」「日中眠くてつらい」といった症状がある方は、
歯並びや顎の状態も一度チェックしてみることをおすすめします。
次郎丸エリアで睡眠時無呼吸症候群・歯並びのお悩みは次郎丸デンタルクリニックへ
次郎丸デンタルクリニックでは、
睡眠時無呼吸症候群や噛み合わせ・歯並びに関するご相談を受け付けています。
• 歯列矯正による予防・改善
• スリープスプリント治療
• 生活習慣アドバイス
患者さま一人ひとりに合わせた治療プランをご提案します。
「もしかして?」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
