歯を抜きたいけど不安…抜くべき歯・抜かないほうがいい歯の見分け方

2025/10/19 【セルフケア, むし歯, 予防, 口腔外科, 歯周病

こんにちは。

福岡市早良区有田・次郎丸エリアにある歯医者、「次郎丸デンタルクリニック」院長の木村健吾です。


「もうこの歯、抜いたほうがいいですか?」という相談が増えています

診療中、患者さんからよく聞くのがこの質問です。

「グラグラしている」「噛むと痛い」「膿が出ている」——そんなとき、多くの方が**“抜くべきか、残せるのか”**で迷われます。

一方で、SNSやYouTubeなどでは「歯はできるだけ残すべき」といった情報も多く、余計に混乱してしまう方も少なくありません。

結論から言えば、“抜くべき歯”と“抜かないほうがいい歯”の判断はケースバイケースです。

そしてその判断は、「残しても将来の健康を守れるかどうか」で決まります。


抜くべき歯・抜かないほうがいい歯の違い

① 抜くべき歯(=残しても機能しない・リスクが高い歯)

例えば、次のようなケースです:

  • 根の先まで虫歯や感染が広がっている
  • 歯が縦に割れている(歯根破折)
  • 歯ぐきより深くまで骨が溶けている
  • グラグラしていて噛む力を支えられない
  • 周囲の歯や骨に悪影響を与えている

これらの歯を無理に残すと、炎症や痛みの再発、さらには隣の歯への感染拡大につながることがあります。

結果的に治療を繰り返し、時間も費用もかかってしまうことも。


② 抜かないほうがいい歯(=治療で機能回復できる歯)

一方で、次のような歯は「残せる可能性」があります:

  • 神経を取った後に痛みが出ているが、根管治療で治る
  • 歯ぐきの腫れが一時的なもので、歯周治療で改善できる
  • 被せ物が合っておらず、再治療で修復可能
  • 歯が欠けたが、補綴(セラミックなど)で補える

このような場合は、正確な診査・診断と根管治療の技術によって、歯を残せるケースが多くあります。


「抜く or 残す」の判断を誤るとどうなる?

「抜きたくない」と思って放置した結果、

・骨まで感染が広がってインプラントができない

・膿が慢性化して疲れやすくなる

・咬み合わせが崩れて他の歯まで痛む

という事例も実際にあります。

逆に、必要以上に抜いてしまうと、

・噛みにくくなる

・前後の歯や向かい合わせの歯がうごいてくることも

・ブリッジや入れ歯で他の歯に負担がかかる

など、生活の質に影響します。

つまり「抜く」「抜かない」は“医学的な判断”だけでなく、“将来の人生設計”にも関わる大事な選択なのです。


🔍 まずは“今の状態”を正確に把握することが大切

肉眼では見えない部分に問題が隠れていることが多いため、

当院では以下のような多角的診査を行っています。

  • CT撮影:3Dで歯の根の形や炎症の範囲を確認
  • 拡大鏡:肉眼の数倍で細かな亀裂や汚れを可視化
  • 歯周ポケット検査:歯ぐきの健康状態を数値化

これらをもとに、「残すことが本当に患者さんのためになるか」を一緒に考えます。


🦷 抜歯が必要になる主なケース

1. 根の先まで進行した重度の虫歯

虫歯が根の先まで達していると、根管治療をしても感染が取り切れないことがあります。

その場合は、周囲の骨や歯ぐきにも炎症が広がるため、抜歯が必要です。

2. 縦に割れた歯(歯根破折)

歯が縦に割れていると、修復ができません。

歯の内部から細菌が侵入し、膿や腫れが繰り返すため、周囲の骨を守るためにも抜歯が適切です。

3. 重度の歯周病でグラグラしている歯

歯を支える骨が大きく失われていると、歯を残しても安定しません。

周囲の歯まで炎症が広がることがあるため、早期の判断が大切です。


「抜いたほうがいい歯」でも、抜いたあとにできること

「歯を抜く=終わり」ではありません。

抜歯後には、次のステップでお口の機能を回復させることができます。

インプラント治療

骨と人工歯根を結合させ、天然歯に近い見た目と噛み心地を再現します。

CTを用いた精密診断と設計で、リスクを最小限に。

セラミックブリッジ

隣の歯を利用しながら、白く自然な被せ物で見た目も美しく仕上げます。

部分入れ歯

複数本を失った場合でも、噛む・話す機能を補うことができます。

当院では、「抜歯後にどうするか」まで含めて治療計画を立てるため、

「抜いたあとの不安」を抱えずに治療を進められます。


当院の治療方針:「できる限り残す。でも無理はしない。」

次郎丸デンタルクリニックでは、**「抜かない努力」と「将来を見据えた判断」**の両方を大切にしています。

◎ 残せる歯は丁寧に残す

CTや拡大鏡を使い、根の中の感染を徹底的に除去します。

根管治療の精度を高めることで、歯を残せる確率が上がります。

◎ 抜歯が必要な場合は理由を明確に

写真やCT画像を一緒に見ながら、なぜ抜く必要があるのかを丁寧に説明します。

「抜く」と決めたときも、納得して進められる安心感を重視しています。

◎ 抜いた後の未来も考える

インプラント・ブリッジ・入れ歯など、患者さんの生活スタイルや年齢に合わせて提案します。

“その場しのぎ”ではなく、“長く使える治療”を。


よくある質問(Q&A)

Q1. 歯を抜くのは痛いですか?

→ 最新の麻酔技術により、処置中の痛みはほとんどありません。

当院では「痛くないように抜歯してほしい」という方が多く、時間をかけて麻酔がしっかり効くのを確認してから処置を行います。必要に応じて、痛みが少ない電動麻酔を用います。

Q2. 抜歯後はどれくらいで腫れや痛みが治まりますか?

→ 通常は2〜3日で落ち着きます。腫れが強い場合はお薬を併用してコントロールします。

Q3. 親知らずは抜いたほうがいいですか?

→ 横向きや埋まっている親知らずは、隣の歯を虫歯にするリスクがあります。

CTで位置を確認し、必要な場合のみ抜歯を提案し、当院での対応もしくは大学病院か連携している歯科医院へ紹介させていただきます。

Q4. 抜歯した後、歯が動くことはありますか?

→ 長期間放置すると隣の歯が倒れたり、噛み合わせがずれたりしますがん何も問題が生じない方も沢山いらっしゃいます

院長からのメッセージ

歯を抜く決断は、誰にとっても勇気がいるものです。

だからこそ私は、「抜かずに済む方法がないか」を必ず一度考えます。

しかし、残すことで他の歯を失うような結果になる場合には、あえて“抜く勇気”が必要なこともあります。

「抜く」「抜かない」を悩んでいる方こそ、一度ご相談ください。

CTで状態を見える化し、あなたにとって最善の道を一緒に考えます。


痛みやグラつきを感じたら、早めのチェックを

「歯が痛い」「歯が動く」「歯を抜きたいけど不安」——

そんなときは放置せず、まずは一度ご相談ください。

放っておくと、抜かずに済むはずの歯まで失うこともあります。


📍次郎丸デンタルクリニック

〒814-0033 福岡県福岡市早良区有田5丁目23−26

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