「最近、口が乾いて眠れない」──夜間のドライマウスと口呼吸対策|原因とセルフケア方法を歯科医が解説

2025/10/17 【セルフケア, 予防, 検診

~福岡市早良区・次郎丸エリアの歯医者「次郎丸デンタルクリニック」から~

こんにちは。福岡市早良区有田・次郎丸エリアにある歯医者、「次郎丸デンタルクリニック」院長の木村健吾です。

「夜中に口がカラカラになって目が覚める」

「朝起きたとき、口の中がねばつく」

「最近、唾液が少なくなった気がする」

このような経験はありませんか?

日中よりも夜間に口の乾きが強くなる場合、ドライマウス(口腔乾燥症)や口呼吸が関係していることが多いです。

眠っている間に唾液が減るのは自然なことですが、慢性的に乾いているなら注意が必要です。

今回は、「夜間の口の乾き(ナイトドライマウス)」について、原因と改善のヒントをお話しします。


■ 夜間に口が乾くのはなぜ?

唾液は、日中よりも夜間に分泌量が減る性質があります。

そのため、健康な人でも朝は多少の乾きを感じます。

しかし、「異常な乾き」や「痛み・口臭・ねばつき」を感じる場合は、次のような原因が考えられます。


① 口呼吸(くちこきゅう)

寝ている間に口が開いてしまうと、唾液が蒸発しやすくなります。

鼻づまり、いびき、無呼吸症候群、合わないマウスピース、加齢などが原因で起こることもあります。

口呼吸が続くと、舌や喉が乾燥し、むし歯・歯周病・口臭・誤嚥性肺炎のリスクが上がります。


② 加齢による唾液腺の機能低下

年齢とともに唾液腺が萎縮し、分泌量が減少します。

65歳以上では30%以上にドライマウスが見られるという報告もあります。


③ 薬の副作用

最も多い原因がこれです。

抗アレルギー薬・降圧薬・睡眠薬・抗うつ薬・糖尿病治療薬など、一般的な薬の約80%以上が唾液分泌を抑える作用を持つといわれています。


④ ストレスや自律神経の乱れ

ストレスが続くと交感神経が優位になり、唾液分泌が抑えられます。

睡眠の質が下がり、夜間の乾きが強くなる悪循環に。


⑤ 全身疾患(糖尿病・シェーグレン症候群など)

慢性的な乾きが続く場合、全身性の疾患が隠れていることもあります。

気になる方は内科や耳鼻科との連携検査をおすすめします。


■ ドライマウスを放置するとどうなる?

唾液には、

  • 細菌を洗い流す
  • 酸を中和してむし歯を防ぐ
  • 食べ物を飲み込みやすくする
  • 味を感じやすくするといった重要な働きがあります。

つまり、唾液が少なくなると、

・むし歯・歯周病のリスク上昇

・舌のヒリつきや味覚障害

・口臭の悪化

・誤嚥性肺炎の原因

につながってしまうのです。


■ 自分でできるドライマウス対策

ここからは、今日からできる対策を紹介します。

① 寝る前1時間は「唾液を出すスイッチ」を入れる

寝る前にキシリトールガムやタブレットを1粒。

味覚刺激で唾液腺が働きやすくなります。

※砂糖入りの飴は逆効果です。

また、温かい飲み物(白湯など)で喉を潤しておくのもおすすめです。


② 唾液腺マッサージ

耳下腺・顎下腺・舌下腺という3つの唾液腺を刺激します。

指の腹で「優しく円を描くように」押すのがポイントです。

  • 耳の下(もみあげの前)を5回ほど押す
  • 顎の骨の内側を下から上へさする
  • 舌の下を親指で軽く押す

入浴中に行うと血流がよくなり、より効果的です。


③ あいうべ体操

口の周りの筋肉を動かすことで、口呼吸の改善と唾液分泌を促します。

  • 「あー」口を大きく開ける
  • 「いー」口角を横に引く
  • 「うー」唇を前に突き出す
  • 「べー」舌を前に出す

1日2〜3セットを目安に。

続けることで、ほうれい線やたるみ予防にもつながります。


④ 就寝時の環境を整える

・部屋の湿度を50〜60%に保つ(加湿器◎)

・鼻づまりがある場合は耳鼻科で治療を

・マウスピースを使う方はフィット感を確認

・口呼吸防止テープを試すのも一案


⑤ 水分補給は「こまめに」

一度に大量の水を飲むより、少しずつ回数を増やすのがコツ。

口の中を潤すことが目的なので、常温の水が最適です。


■ ドライマウスと「口呼吸」の関係

「唾液が少ない」と感じる方の多くは、実は無意識の口呼吸をしています。

特に寝ている間は、

  • 鼻炎・花粉症
  • 枕の高さ
  • 仰向け姿勢などの影響で口が開きやすくなります。

口呼吸が続くと、舌の筋力が低下し、さらに口が閉じにくくなるという悪循環に。

この状態を「オーラルフレイル(口の機能低下)」の入り口と呼ぶこともあります。


■ こんな症状があれば早めに相談を

  • 朝起きたとき、口が乾いて痛い
  • 舌がヒリヒリする
  • 食べ物が飲み込みづらい
  • 口臭が気になる
  • 夜中に何度も水を飲む

これらは「夜間ドライマウス」の代表的なサインです。


■ 最後に

唾液の量は年齢や薬、生活習慣によって少しずつ変化します。

ですが、早めに気づいて対策をとることで、十分に改善できることがほとんどです。

ドライマウスは「歳だから仕方ない」ではありません。

少しの工夫と正しい知識で、口の中のうるおいは取り戻せます。


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📍 福岡市早良区有田5丁目23-26(サニー有田店うら/駐車場40台共有)

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「口呼吸を治したい」

そんな方は、お気軽にご相談ください。

あなたの毎日の“うるおい”を取り戻すお手伝いをいたします。


 
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