早良区有田、次郎丸デンタルクリニック院長の木村です。

お子さんの歯科医院受診についてご両親が検討するきっかけとして1歳児検診や３歳児検診があると思います。検診の際に歯科医院の受診を勧められたけど、どこのクリニックに連れて行こうか、そもそも受診が可能なのだろうか悩まれている方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

僕自身も１歳と３歳の息子がおります。子連れでの病院受診の大変さは身をもって実感しておりますので、そんな労力をかけてまで受診をする必要があるのだろうか、、と思う気持ちも分かります。そこで今日は、歯科医院受診のメリットや実際の小さいお子さんの受診についてお書きしたいと思います。

まず、小児のお子さんにする医療行為として衛生士による歯磨きと歯磨き指導、フッ素の塗布を行います。また、虫歯等の経過観察や治療、必要に応じてレントゲンの撮影を行います。お口をある程度の時間開けることができる（４．５歳程度）子であればシーラントといって歯の溝を埋める処置をすることで虫歯ができにくい状態にすることも可能です。

（引用文献-田中 晃伸 小児歯科のレベルアップ&ヒント)

では、「口が開けられなかった」や「怖くて椅子に座れなかった」場合は受診が無駄になるのかというと、全くそんなことはありません。実際泣いてしまう子もいますが、お子さんに歯科医院の雰囲気に慣れてもらい、僕や衛生士と話しをする経験ができれば次回は案外スムーズに治療や検診ができるかもしれません。

また、口の中に器具を入れることにある程度慣れればできる治療も増えますので、歯医者に早いうちから検診等で通院して経験値を積ませるということ自体にメリットがあると考えます。

　家での歯磨きですらじっとしていられないような子供だけど、、、とご心配されている方がおりましたら、安心してください。うちの子もそんな感じです。お子さんの受診をご検討の方がおりましたら「今回、治療は何もできないかもしれないけど練習に行ってみようかな」というような軽い気持ちでぜひいらっしゃってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。