こんにちは。福岡市早良区有田・次郎丸エリアの歯医者「次郎丸デンタルクリニック」院長の木村健吾です。
毎日の診療の中で、こんな声をよく耳にします。
「歯ぐきが時々腫れるけど、これって大丈夫なんですか?」
「歯を磨いたら血が出たんですけど、もう歳のせいですかね?」
こういった症状、実は歯周病の初期サインであることが多いんです。
歯周病は、自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、気づいたときにはかなり進んでいた…なんてことも珍しくありません。しかも、放っておくと歯を失う原因の第1位になることも。
今回は、そんな歯周病の初期症状と、ご自宅でできる予防法についてお話ししていきます。
歯周病の初期症状ってどんなもの?
歯周病は、はじめは「歯肉炎」という軽い炎症からスタートし、進行すると歯ぐきが下がったり、歯がグラグラしてきたりします。初期の段階では痛みが出にくいので、見逃されがちです。
以下のような症状がある方は、要注意です。
◾ 歯ぐきが赤く腫れる、または出血する
歯磨きや食事のときに、出血することはありませんか?
特に朝、歯を磨いたときに血が出る人は注意が必要です。
◾ 歯ぐきがむずがゆい・しみる
「なんとなく歯ぐきが違和感ある」「チクチクする気がする」
そんな曖昧な感覚も、実は炎症のサインかもしれません。
◾ 歯と歯の間に歯石がついている
歯と歯ぐきの境目に硬い汚れがついていませんか?
これは「歯石」といって、歯周病菌の住処になりやすいんです。
◾ 歯周ポケットが深くなる
歯と歯ぐきの間にできる「溝」が、徐々に深くなっていきます。
でもこの変化は痛みがないため、本人はなかなか気づけません。
◾ 口臭が気になるようになった
最近、口臭が気になっていませんか?
細菌の増加によって、独特なニオイが出てくるのも歯周病の特徴です。
自宅でできる!歯周病予防の5つの基本
まだ初期の段階なら、毎日のセルフケアで進行を食い止めることも可能です。
以下の5つ、ぜひ生活に取り入れてみてください。
① やさしく、しっかり歯を磨く
歯周病予防の基本はプラーク(歯垢)をきちんと落とすこと。
歯と歯ぐきの境目をなでるように、やわらかい歯ブラシで磨くと効果的です。
② フロスや歯間ブラシを使う
歯ブラシだけでは届かない、歯と歯の間の汚れ。
フロスや歯間ブラシで、見えない場所もきれいにしましょう。
▶ すき間の大きさに合ったサイズを選ぶのがポイントです。
③ 薬用の洗口液を取り入れる
クロルヘキシジンなどが入った薬用うがい液は、菌の繁殖を抑える手助けになります。
▶ ただし、「うがいだけで大丈夫」というのはNG。あくまで歯磨きの補助として使いましょう。
④ 生活習慣を見直す
たばこを吸う方、糖尿病がある方、ストレスや睡眠不足が続いている方…
こうした要因は歯ぐきにも悪影響を与えます。
▶ 無理のない範囲で、生活のリズムや食生活を見直してみてください。
⑤ 歯科医院での定期クリーニング
歯石は、一度ついてしまうと自分では取れません。
歯科医院で、専門の器具を使って定期的に除去することが、歯周病予防には欠かせません。
歯ぐきのサインを見逃さないでください
• 「たまに血が出る」
• 「少し腫れてるような…」
• 「最近、ニオイが気になる」
こんな小さな変化も、歯周病の始まりかもしれません。
でも、早めに対処すれば、進行を食い止められます。
年齢のせい、と決めつけずに、気になることがあればいつでもご相談ください。
当院では、できるだけ痛みの少ない、安心できる診療を心がけています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
